最大32Gbpsに対応!「TSLシリーズ」開発のお知らせ
0.55mmピッチ 高性能同軸ケーブル用コネクタ
当社はこの度0.55mmピッチ高性能同軸ケーブル用コネクタ「TSLシリーズ」(31極)を開発しました。同シリーズは、市場で要求される更なる高速伝送に対応した次世代基板対ケーブル用コネクタです。最大32Gbpsの高速差動伝送に対応することができるのが大きな特長です。
アイダイアグラム 32Gbps RUOTA L=1,000mm
(ディエンファシス:-3.5dB, イコライザー:無)
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Sパラメータ インサーションロス/モード変換 RUOTA L=1,000mm |
同シリーズでは高速伝送を実現するためにノイズ対策を強化しています。同社の0.5mmピッチ極線同軸ケーブル用コネクタ・SSLシリーズ(0.5mmピッチ)の多点グランド機構に対し、更にグランド数を増やし性能を向上させています。また従来の極線同軸ケーブル用コネクタで既に採用している金属シェルカバーでコネクタ全体を囲い込む構造を継承し、減衰量の抑制やEMC性能を強化しています。
同シリーズは、東京特殊電線株式会社(TOTOKU社)の高性能同軸ケーブル「RUOTA(ルオータ)」と組み合わせることにより、低損失・低スキューで最大32Gbpsの高速差動伝送を実現します。
同シリーズはクリック感のある良好なロック構造を有しています。オプションでコネクタにプルテープを用意しています。テープを引くことでロック解除と同時に抜去が可能で、作業性の向上を図っています。
<TSLシリーズ 主な特長>
・高速差動伝送に特化し、最大32Gbpsの高速差動伝送に対応。
・金属シェルカバーでコネクタ全体を囲い込む構造、多点グランドにより減衰量の抑制やノイズ対策を向上。
・TOTOKU社の高性能同軸ケーブル「RUOTA(ルオータ)」との組み合わせにより、低損失・低スキューを実現。
・クリック感のある良好なロック構造を採用。オプションでコネクタにプルテープを用意、テープを引くことでコネクタのロック解除及び簡単で確実な抜去が可能。
<TSLシリーズ ターゲット/スペック>
ビットレート | 0~32Gbps(ケーブル長:~1,000mm) |
周波数(Sパラメータ) | 0.01~20GHz |
スキュー | 10ps以下(RUOTA採用時) |
ピッチ(コネクタ) | 0.55mm |
ピッチ(ケーブル) | 0.825mm(AWG#32 / #36結線時) または 0.55mm(AWG#36結線時のみ) |
極数(コネクタ) | 31極 |
極数(ケーブル) | 20極(AWG#32 / #36結線時) または 31極(AWG#36結線時のみ) |
コネクタサイズ | (基板側) W 23.8mm / D 5.2mm / H 2.0mm (ケーブル側)W 23.6mm / D 7.4mm / H 3.1mm |
適合ケーブル | AWG#32 / #34 / #36 / #40 対応可能(RUOTAはAWG#32のみ) ※ケーブル使用時には条件がありますのでご相談ください。 |
「TSLシリーズ」の詳細を知りたい方は、こちらからお問い合わせください。
※仕様については変更になる可能性がございますのでご了承ください。